心療内科でも行われている、コラージュセラピーを基に、日常生活でも取り入れやすいセラピーとして考案されたものです。
『コラージュ(collage)』は、フランス語で【糊(のり)付け】という意味です。
雑誌などから絵や写真・文字などをはさみで切り取り、台紙の上で構成して貼り付けるというものです。コラージュという手法はピカソなどによって絵画の技法として20世紀の初めに誕生しました。
そしてコラージュ療法とは、フロイトの創始した精神分析・精神分析療法の「相談者の無意識にアプローチする」という部分が、基になっています。
日本の場合、コラージュ療法の直接のモデルは「箱庭療法」ですが、箱庭療法とコラージュ療法には、本質的な部分で似ていることが多いことに専門家が気づき、コラージュ療法の重要性が注目を浴びるようになりました。
コラージュを作る際に、切ったり貼ったりを手先を動かし、気になるものを集め、一つの作品に仕上げることで、満足感・達成感を得ることができる。
組み合わせることにより自分の美意識の満足を味わえる
セラピストとコラージュ作品について、何を表現したのか、どういう状況なのか、などを話すことによって、頭の中も整理されていき、対話を通して治癒効果が期待できます。
コラージュは身近にある雑誌やパフレットから題材を切り取ることから、絵が描けない幼児から高齢者まで幅広く適用することができます。
また、対象者は精神疾患の方だけではなく、自分の気持ちや思いを言葉にするのが苦手な人・人とうまく会話ができない人にもおすすめです。
① 材料を探す
雑誌・フリーペーパー・カタログ・パンフレット
を準備する。
② 材料を見つける
気になる写真・文字が載っているページを、ページごと
破ります
物・人物・動物・風景・・・絵・写真
③ 材料を切る
②で破ったページから、気になった物を
切り取ります
・切り取るときの方法は
はさみで切り取る
手でちぎる など自由に
・切り取り方は
四角・丸・無造作 など自由に
④ 切り取った物を貼る
A4 サイズの画用紙に、のりを使って張り付ける
・画用紙の向きは 縦・横 自由に
・画用紙からはみ出してもOK!
⑤ コラージュ作品を眺めながら、
セラピストとお話しをします。
コラージュは日常的に見慣れたイメージを素材にするので、安全・安心な状況の中で実施が可能です。
コラージュ療法は、コラージュを作ることで自分の「今」の状態を知り、また同時に自分に自信をつけて回復していくことができます。
作成したコラージュ作品には、作成した人の心の状態が現れてくるので、心の中で感じていることを振り返ることもできます。
なので、コラージュ作品を作る(コラージュ療法)こと自体が、療法になっているが、ヒーリングコラージュ®セラピーはさらに、セラピストと対話をすることにより、心の傷や過去現在未来、作成者の強み・魅力・可能性などを見つけることもできます。
そして、セラピストとコラージュ作品について、何を表現したのか、どういう状況なのか、などを話すことによって、頭の中も整理されていき、対話を通して治癒効果が期待できます。
ヒーリングコラージュ®セラピーの体験のみの場合
体験は、コラージュ作品を作るのみとなります
30分 1,500円